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■flower's tale 母の日だけの花屋バイト


母の日だけの花屋バイト

 花屋で働いた経験もなく、免許も仮免は取れたけど本免の実技試験になかなか受からなくて 苦労していた頃のこと。アルバイト雑誌をめくっていると、母の日の10日前ぐらいから母の日 までの短期で募集している花屋さんがありました。経験者優遇にはなっていたけれど、初心者 でもOKとの表記があったので、早速電話をして面接を受けました。「多くの人の応募もあるの で、全ての人の面接を終えてから採用の場合はお電話します。」とのこと。経験者の方の応募 も多いだろうし、無理かななんて思っていたところに店長さんから電話がありました。「ぜひ うちで働いてください。なんだか変な人ばっかりで、土日は休ませろとかなんとか言うし、」 と電話。(短期なのに土日休みなんてそんなこと言う人もいるのか〜。)と思いつつ、「はい っ、ぜひこちらこそよろしくお願いします。」ということで生まれて初めて花屋さんで働ける ことになりました。
 短期のアルバイトは私の他にもう一人女の人が雇われました。その人も花屋の経験はありま せんでした。私達は花束を作ったり、アレンジメントを製作したりということはもちろんせず に、母の日までは接客と掃除、鉢物の水遣り、そして配送品の梱包が仕事でした。お客さんに 「花束を」と言われたら、そのお店で働いている人に代わってもらうのです。社員の人や、も ともといたアルバイトの子なんかは「アレンジくらい作らしてもらっても良いのにね。」なん て言ってくれましたが、私には特別花束を作りたいとかアレンジメントしたいって気持ちはな かったんです。ただただ、花屋さんで働けるんだというだけで、とっても嬉しかったです。
 接客は学生の頃からアルバイトでやっていたので、お客さんと話すのとかも全然緊張したり はしませんでした。配送品の梱包は商品が生花ですから、とても神経を使います。鉢物も花束 もダンボール箱に入れて送るわけですが、鉢物の場合はオトシというのを使います。花を送っ てもらったことのある人はわかると思うのですが、鉢とダンボール箱の隙間をダンボールの板 を使って埋めるのです。ダンボールの板に鉢のサイズの穴を開けて、その穴にしっかり鉢を通 して、最後にダンボール箱を揺すっても鉢の花がダンボールに当たらなければOK。ダンボール 箱のサイズもいろいろあって、オトシもサイズ別にあります。どの鉢にどのダンボール箱を使 うかということがすぐ判るようになるのもなかなか難しい事です。大きすぎたら、箱を開けた 人は花を見た時これしか入ってないって思うだろうし、ダンボールが小さすぎれば枝が折れた り花がつぶれてしまい、キズがついて黒くなってしまいます。
 母の日5日くらい前から配送品はすごい数になってきました。短期の2人でお店が開いてい るうちからずっと詰めたりしているけれどそれでも全然終わらず、店が閉店してから花屋の人 全員で配送品を作っても結局終電ぎりぎりまで作業に追われました。そして、次の日の朝も8 時出社です。5時間も寝たか寝ないかでさらに仕事が何時間も続くのはなかなかハードです。
 母の日の3日くらい前からはデパートの外の特設売り場のほうでワゴンにアレンジメントをた くさん載せて、そこで大きな声で呼びかけをしました。もちろんカーネーションの鉢物もたく さん並べ一緒に売りました。なかにはアレンジメントについて「これは生花なの?」と聞いて くるお客さんもいて、「これは吸水性スポンジに刺してあるので、お水をコップ3分の1くらい あげて下さい。」と説明することもありました。
 やはり母の日はものすごい人でした。そこで事件は起こりました。アレンジメントをお買い 求めの30代くらいの女性の方だったのですが。デパートなのでお会計は店員が総合レジの方に 走っていって打ってもらわなければならないのです。靴屋さんやその他のお店も全てそのレジ をつかうので、母の日はいつもにも増してとても混んでいました。私はレジに走り、7人くらい 並んでいるレジに並び、やっとの思いでレジを打ってもらい走って特設売り場に行ったのです。 すると、「大変なの。お客さん、時間ないからっておつりもいらないわって帰っちゃったの。」 ともう一人の短期バイトの子がいうのです。私は青くなって、店長さんに言いに行きました。 そして、どういうわけで判ったのかは今となっては覚えてないのですが、店長さんがそのデパ ートの偉い人と一緒にそのお客さんのところへ謝りに行くことになりました。
 謝りに行って帰ってきて店長さんが「あなたは悪くないから、あんまり気にしなくていいわ よ。ただ待ってる間にあいのてが欲しかったみたい。」と言いました。私がレジに行ってる間 に誰かが「お待たせしてすみません。」や「もうしばらくお待ちください。」などと声をかけ れば良かったということ。なんだかみんなお母さんへの感謝の気持ちを伝えたくて、花を買っ てくれてこちらまで幸せになるような日だったのに、レジが原因とはいえいらいらしてしまう お客さんを出してしまったことは残念なことでした。
 とはいえこうして母の日のバイトは終わりました。店長さんが、最後に短期バイトの2人に 「がんばってくれたから。」と花柄のタオルをプレゼントしてくれました。初心者なのに花屋 さんで働かせてもらって、お給料までいただいてそれだけでも十分なのにその店長さんの心づ かいに感激しました。

story4は花屋バイトの面接です。

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